漢方での治療の考え方
2020 / 07 / 31 ( Fri )
 今回は、漢方での治療の考え方についてお話します。 漢方治療では、本当は〇〇病に効くとか〇〇が治るという具体的な表現は 少なく、気血や陰陽のバランスを正常化して、本来人間の持っている自然治癒力により病気を治すことを目的に処方されています。
 例外としては、銀翹散や黄連解毒湯のように直接ウイルスや細菌を抑える漢方薬もありますが、長期には服用しません。
 漢方の治療法には「瀉法(しゃほう)」と「補法(ほほう)」があります。 「瀉法」は身体に溜まった老廃物や有毒な物を分解・排泄する方法で、きれいになった身体は自然治癒力が十分に働き、治癒します。 もう一つの「補法」は、身体がアンバランスを改善しようとした時に、肝心のパワーが足りなくて治せない場合に後押しする方法です。 これらの判断は、漢方の弁証理論を熟知していないと解りにくいので、どうぞご相談ください。

管理薬剤師 星野 忠彦
09 : 24 : 55 | 漢方の知恵 | page top
| ホーム |