《漢方の知恵》
2013 / 03 / 25 ( Mon ) 漢方では「春は肝の季節」と言います。その意味は春になると植物が芽吹くのと
同様に自然界に生きる人間も循環や代謝に変化がおこります。冬に熱の放散を 減らして体の中に溜めていたエネルギーが活動モードに切り替わり忙しくなります。 漢方では、エネルギーを溜める働きもそれを活発に動かす働きも「肝」と言い、 春はそれが著しく動くので「春は肝」と言うのです。この時、肝臓の機能やホルモン 分泌、自律神経が元気で余力があれば、なんなく無事に切り替えれるのですが、 この切り替えがうまく行かないと、無意識のストレスが蓄積して不眠・イライラ・うつ などの精神症状が発生する場合とアレルギー疾患(花粉症、アトピー、喘息)などが 発症・悪化・発作しやすくなります。 春の養生法は、まず「肝」を元気にすることです。「肝」の栄養を補い、その働きを 支えます。肝の働きが安定すれば、安定剤や睡眠薬に頼らなくても様々な症状は 随分改善されます。また、アレルギー症状も冷えのアレルギー(鼻水・くしゃみ)と 炎症を伴うアレルギー(鼻づまり・アトピー・喘息)と分けて考えます。 症状が辛い時は、一時的に抑える医薬品を上手に使うのもひとつの手段 ですが、慢性化させない為には、是非、漢方の知恵を利用してください。 眠くなったり、副作用の心配もなく、妊娠・授乳中の方にも安心して対応できます。 |
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