《漢方の知恵》 ~ この時期は風邪が流行りやすいです ~
2021 / 01 / 04 ( Mon ) ![]() いよいよ寒くなってきました。 皆様もお元気でお過ごしとご察しいたしますが、これからの季節は俗に言う「かぜ」の季節です。 漢方では冬の風邪の事を“風寒”に侵襲されたと言います。 治し方は※“抾風(きょふう)して散寒(さんかん)する”辛温解表薬(かぜ薬)を使用しますが、古より流感は「れいき」と言い区別していました。 流感(インフルエンザ)などは、ウイルスの増殖速度が速く初期より高熱がでるので最 初から解毒も併用する漢方薬が使用されてきました。 今回の新型コロナウイルスは本来風邪のウイルスの変種なので増殖速度はそれほど早くはないそうですが、重症化してしまうとリスクが高いので発症及び重症化しないように自分自身の免疫システムが正常にかつ迅速に働くような準備が必要です。 漢方にはこのような時には「衛気」を高める治療をします。 ただし体質によって高める方法が異なるので専門的な知識が必要です。 どうぞ、ご相談下さい。 ※抾風(きょふう)して散寒(さんかん)する=体の表面を温めて、侵入した外敵を排除する事。 (管理薬剤師 星野 忠彦) |
| ホーム |
|