一番大切な“健康寿命”の話題
2020 / 09 / 17 ( Thu ) 今は、新型コロナウイルスの話題が中心ですが、一番大切な健康寿命の話題が吹き飛ばされているように思います。 新型コロナに感染しなくても、認知症やフレイルなどによる運動能力の喪失により、日本中に要介護者が爆発的に増加した場面を想像すると恐怖を感じます。
私も還暦を超えた一人として、いかに家族や世間に迷惑や負担をかけずに生き抜くかを真剣に考えるようになりました。 病気の早期発見だけでは絶対に不十分です。 実際に病院での慢性疾患の治療は病気の後半戦から終盤戦における延命治療なので、ある意味、平均寿命は延長できても、健康寿命の延長にはあまり貢献できてない感があります。 こんな時こそ、自分自身の身心のバランスを取り健康人としての生き残りを考える時期ではないでしょうか。 現在の統計では要介護の平均年数が男性で約9年、女性で約12年となっています。 これらの方々は全てハイリスクな集団となるので、お世話する方も限界になりつつあります。 健康を他力本願にする時代はもう終わったと思います。 管理薬剤師 星野 忠彦 |
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