《漢方の知恵》
2015 / 06 / 25 ( Thu ) 今回は、少し学術的に東洋医学と西洋医学の違いについて。
まず、西洋医学特徴ですが特定の敵(細菌・局所のがん・骨折) などには、決まった対応法があり治療がある程度確立されています。 しかし、生活習慣病や加齢による疾患・機能低下、がんの予後に対しては 炎症や痛みに対しての対症療法はあっても、根本的な治療が殆ど無いのも 事実です。一方東洋医学(漢方など)は急性疾患や交通事故などのケガには 西洋医学に及びませんが、自分の体質や加齢、偏った習慣による疾患に 対し、気血のアンバランスを改善する方法や血液の元気さを維持し血管の 若さを保つことで老化を遅らせる治療法があります。 これは漢方の特徴的な考えで【病名=処方】ではない理由がここにあります。 いいかえれば、このバランスを上手に取って生活すれば病気を予防したり、 病気の進行をとめたり病後の生活のレベルを高めることが可能です。 ボケずに寝たきりにならずに天寿を全うするには漢方の知恵を活用するのが 得策と考えます。そこで漢方には「補腎・活血・健脾」という方法があります 血管が詰まってから病院で治療を受けるのも一つですが、詰まりにくいように 普段から養生する方が私は良いと思っています。 管理薬剤師 星野 忠彦 |
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