《漢方の知恵》
2015 / 06 / 11 ( Thu )
 最近毎日の気温差が多く体調の不調を訴えられる方が多い
ようですが、みなさまはご健勝にお過ごしの事と思っております。
特にこの季節は色々な仕事や行事も多く疲労を訴える方が増える季節です。
仕事や運動の後疲れて、休息・睡眠で回復する疲れは別段問題がないのです
が、慢性疲労や度を越えた疲労は漢方では「気の低下」と考え放置しておくと
必ず身体のどこかで炎症が発生してきます。言い換えると慢性疲労は身体の
どこかに炎症反応があり、くすぶっている状態ともいえます。
特に痛みを伴う疾患の場合はほとんどこの過程をとおり、「疲労が溜まっている
なー」と感じているうちに突然‘腰痛・膝痛・手足のしびれ’が発症してつらい
思いをした経験のある方も多いと思います。整形外科や整骨院で痛みを
和らげる治療はしていただけますが、同時に原因となっている「内臓の弱り」
と「気血の流れ」を良くする漢方薬や自然薬がお奨めです。また古来より「予防
に勝る治療なし」と言われています。なにか変だなと感じられた時はお気軽に
ご相談いただければ、痛みや病気にならない身体づくり、病院での治療後の
本当の回復の促進に漢方の知恵はおおいにお役にたてると確信しております。
以前にもお話しましたが、漢方薬にも対症療法(一時的に抑える)薬と老化予防
や弱い所の養生をする薬があります。ご自身の身体に合った方法で上手に
対処して心身ともに健康で長生きしたいものです。
                    管理薬剤師   星野 忠彦
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