《漢方の知恵》 漢方で言う“脾”とはなにか?
2023 / 05 / 15 ( Mon ) ![]() ■“脾”とは脾臓にあらず 今回は漢方で言う“脾(ひ)”についてお話します。 脾とは、“十二指腸・空腸・回腸・膵臓などの消化・分別・吸収の働き”を指します。 この脾の働きを詳しく見ると、小腸の絨毛・微絨毛が腸内細菌の協力を得て分別・吸収を行い、健康システムを維持しています。 抗生物質や抗がん剤(劇薬に指定されている)を長期に服用したり点滴静注すると、腸内細菌のみならず絨毛や微絨毛も焼けただれて機能しなくなります。 ≪続きは会員限定ページにて≫ |
《漢方の知恵》 漢方で考える“解毒”
2023 / 04 / 10 ( Mon ) ![]() ■ “解毒”には“養生”が欠かせません 現代医学で“毒”とは急性中毒を引き起こす毒物、および腐敗した食物の事と考えます。 漢方の場合、主に“毒”とは“化学物質や処理しきれない老廃物が長年蓄積したもの”を指す事が多いのですが、実は、体にとって有害な物を体外に排泄する事は大変な作業です。 ≪続きは会員限定ページにて≫ |
《漢方の知恵》 春は“肝”の季節
2023 / 03 / 13 ( Mon ) ![]() ■ 漢方の得意分野は発病を未然に防ぐ事 漢方では“春は肝の季節”と考えます。 春は肝臓や自律神経が最も活発になる時ですが、季節や生活環境の変化などにより負担もピークになります。 更に、転勤や入学などで精神的な負担が掛かる方も増え、無意識に精神的にも不安定になります。 ≪続きは会員限定ページにて≫ |
《漢方の知恵》 何事も基本が大切
2023 / 02 / 13 ( Mon ) ![]() ~ “衛気(えき)”を高め、備える ~ COVID-19の分類を5類にする検討が進んでいるとのニュースがあります。 今年はインフルエンザも猛威を振るっており、ウイルスとまったく出会わないというのは不可能でしょう。 家族全員や自分自身の免疫力を高め、常に備えておく事の重要性は増すばかりです。 最近の研究で“免疫力の80%は腸管内で作られている”との報告があります。 考えてみれば、生物の進化の過程を紐解くとそこにヒントがあります... ≪続きは会員限定ページにて≫ |
《漢方の知恵》 自然免疫がしっかりしていないと不十分
2023 / 01 / 16 ( Mon ) ![]() ~ 獲得免疫だけでは体を守り切れません ~ 今年の冬も冷え込みが厳しくなる予感がします。 多くの場合ウイルス(風邪)は冷え(寒邪)といっしょに来襲すると漢方では考えます。 自分たちの自然免疫(漢方では衛気)がしっかりしていると、本来ウイルス感染は殆ど起こりません。 どんなに流感が流行っても罹らない方がいるのはこの“衛気”が充実しているためです。 この自然免疫がしっかりしてないと、いくら抗体が体で作られても効果があまりありません。 その理由は...≪続きは会員限定ページにて≫ |
こむらがえりは“血虚(けっきょ)”が原因
2022 / 04 / 09 ( Sat ) ![]() 運動時や睡眠中にふくらはぎが痛みを伴って痙攣する“こむらがえり”。 こむらがえりには芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が多く処方されています。 この芍薬甘草湯は、基本的に長期にわたって服用する漢方薬処方ではありません。 長期に服用してもこむらがえりを繰り返し、すっきりしない方はもっと根本的な原因を取り除く必要があります。 根本的な原因のひとつが“血虚(けっきょ)”です。 こむらがえりになる原因にミネラルバランスの乱れがあります。 漢方では血中ミネラルバランスの乱れは“血虚(けっきょ)”であると考えます。 運動中や就寝中の発汗による脱水や冷えから来る血行不良によって“血(けつ)”が足りなくなると、こむらがえりを引き起こします。 また、加齢に伴う筋肉量の減少や動脈硬化による血行不良も血虚に陥る原因になります。 当店では、血虚を改善する養生法をご提案しています。 あきらめる前に、是非ご相談ください。 店頭でのご相談は、日曜祝日を除く9:00~18:30まで、いつでも受け付けております。(ご予約を頂いた方がスムーズにご案内できます。) ℡(0766)52-6125 また、HPからのご相談も承っております。 ご相談フォームはこちら⇒『ほしの薬局ご相談/問い合わせフォーム』 QRコード↓ ![]() |
「よく眠れない...」とお悩みの方に
2022 / 03 / 16 ( Wed ) ![]() 今の季節は「よく眠れない」「眠っても疲れが取れない」とのご相談が多くなります。 花粉症などのアレルギーや体質的な原因(かゆみや皮膚炎など)で眠りたくても眠れない方や、気温の乱高下、生活環境の変化などで自律神経が乱れ、夜になっても覚醒状態が続いてなかなか寝付けないなど「眠れない」原因は人それぞれです。 睡眠薬を利用しても睡眠の質は確保できないので脳や体の疲労は残り何とも言えない不快な体調は回復しません。 大切なのは“正常な睡眠リズムを如何に取り戻すか”です。 当店では体のリズムを整え、睡眠の質を改善する養生法や漢方薬による改善策をご提案しています。 「どうせ無理」とあきらめる前に、是非ご相談ください。 店頭でのご相談は、日曜祝日を除く9:00~18:30まで、いつでも受け付けております。(ご予約を頂いた方がスムーズにご案内できます。) ℡(0766)52-6125 また、HPからのご相談も承っております。 ご相談フォームはこちら⇒『ほしの薬局ご相談/問い合わせフォーム』 QRコード↓ ![]() |
季節の変わり目は身も心も大忙し
2022 / 03 / 10 ( Thu ) ![]() 冬から春へと季節が移り変わるこの時期は、環境の変化に順応する為に体が大きく揺れ動きます。 若い頃や体力のある方は多少の変化に対応できますが、加齢やストレスなど心的な負荷があると体の余力が少なくなり、状態が不安定になりがちです。 体の状態が不安定になると心もそれに引っ張られて不安定になります。 この時期は“そういう時期”だと思って普段よりも体を労わり、体調のバランスを保つように努める事も大切な養生です。 勿論、揺れ動いた体と心を落ち着かせる為に、漢方薬などを使って対処する方法はありますが“養生なくして治療なし”の通り、土台を固めておく事が何よりも大切です。 昨今は特に世の中が混乱しており、余計に心が不安定になりがちです。 不安を感じる、何処か調子がおかしいと感じたらお気軽にご相談ください。 店頭でのご相談は、日曜祝日を除く9:00~18:30まで、いつでも受け付けております。(ご予約を頂いた方がスムーズにご案内できます。) ℡(0766)52-6125 また、HPからのご相談も承っております。 ご相談フォームはこちら⇒『ほしの薬局ご相談/問い合わせフォーム』 QRコード↓ ![]() |
健康に過ごす為には絶対必要となる“養生”
2022 / 03 / 02 ( Wed ) ![]() 漢方では、自ら健康な状態を維持しようとする行いを『養生』と言い、日々の生活の中で養生を意識する事が非常に大切です。 養生には食事に関連する“食養生”という考え方があり、当店はもっとも重要と考えます。 私達の体は食べた物で構築され、健康の維持に必要なものも怪我や病気からの回復に必要なものも、全て日々食べている物が原料になっています。 『食』を大切にする事は健康の大前提であり、養生の根本です。 また、手術や病気などの治療を行う際には養生がとても重要です。 漢方では“養生なくして治療なし”と考えます。 “理想の養生法”には様々な方法論がありますが、「果たしてそれは現代の社会生活を送る上で実行可能か?」とも思っています。 当店は、現代生活を送りながらご自身の取り組みと合わせて行える養生法をご提案しております。 店頭でのご相談は、日曜祝日を除く9:00~18:30まで、いつでも受け付けております。(ご予約を頂いた方がスムーズにご案内できます。) ℡(0766)52-6125 また、HPからのご相談も承っております。 ご相談フォームはこちら⇒『ほしの薬局ご相談/問い合わせフォーム』 QRコード↓ ![]() |
“漢方”の考え方をベースに、当店は健康を考えています。
2022 / 02 / 19 ( Sat ) ![]() “漢方”は『養生を基本として漢方薬などを使い治療を行う』が基本的な考えです。 最も重要なのは『養生』です。 漢方薬はあくまで手段のひとつであり“これさえ服用していれば健康になれるもの”ではありません。 また、長期に服用し続ける漢方薬はほとんどありません。 体質や気候、症状の重さ(深さ)によって処方が変わり、本来は徐々に服用量は減っていくものです。 当店は、漢方の考え方をベースとして如何に健康に過ごすかをテーマにしています。 お客様のお話をお伺いし、お役に立てる方法をご提案しています。 (『養生』については次回お話します) 店頭でのご相談は、日曜祝日を除く9:00~18:30まで、いつでも受け付けております。(ご予約を頂いた方がスムーズにご案内できます。) ℡(0766)52-6125 また、HPからのご相談も承っております。 ご相談フォームはこちら⇒『ほしの薬局ご相談/問い合わせフォーム』 QRコード↓ ![]() |