一番大切な“健康寿命”の話題
2020 / 09 / 17 ( Thu )
 今は、新型コロナウイルスの話題が中心ですが、一番大切な健康寿命の話題が吹き飛ばされているように思います。 新型コロナに感染しなくても、認知症やフレイルなどによる運動能力の喪失により、日本中に要介護者が爆発的に増加した場面を想像すると恐怖を感じます。
 私も還暦を超えた一人として、いかに家族や世間に迷惑や負担をかけずに生き抜くかを真剣に考えるようになりました。 病気の早期発見だけでは絶対に不十分です。 実際に病院での慢性疾患の治療は病気の後半戦から終盤戦における延命治療なので、ある意味、平均寿命は延長できても、健康寿命の延長にはあまり貢献できてない感があります。
 こんな時こそ、自分自身の身心のバランスを取り健康人としての生き残りを考える時期ではないでしょうか。 現在の統計では要介護の平均年数が男性で約9年、女性で約12年となっています。 これらの方々は全てハイリスクな集団となるので、お世話する方も限界になりつつあります。 健康を他力本願にする時代はもう終わったと思います。


管理薬剤師 星野 忠彦
09 : 04 : 36 | 漢方の知恵 | page top
感染症に対して、なぜ高血圧がハイリスクなのか
2020 / 09 / 05 ( Sat )
 昨今世の中を騒がせているウイルス感染症に関して、TVなどでは血圧の高い方は要注意であると報道されていますが、「なぜか」という話は解説されていないような感があります。 やみくもに恐れているだけでは精神衛生上よくありません。
 あくまで個人の見解ですが、漢方を研究している立場から考えて、特定疾患からくる高血圧は別として加齢や生活習慣からくる高血圧(本態性高血圧)については、毛細血管の劣化や汚れによる微小の詰まりが各所で増加して少しずつ進行し、血圧が上がっていると予想されます。 
 一般的な病院の処方薬は、中動脈を広げたり、心臓の動きを制限したり、利尿により血圧を下げています。 これらは早く効果が出ると言う点ではすばらしいのですが、肝心の毛細血管には作用していません。 この点を考慮すると、ウイルス感染した際に高血圧がハイリスクになる理由は、毛細血管を含めた血管の状態が脆弱になっているため、炎症反応が起こりやすくなっている事が一番の理由ではないかと考えられます。

 血圧計のなかった時代では自覚症状から予後を予想し、近未来に起こりうる心臓や脳の疾患を防ぐために、様々な漢方の処方が作られていました。 多くの処方は対症療法ですが、発病を防ぐ(未病を治す)生薬や、現在行っている治療をサポートし、薬の量が増えないように補助できる生薬もあります。
 作用する場所がそれぞれ違いますので、上手に併用する事によって健康寿命をかなり伸ばす事が可能になると思います。 もちろん処方薬や生薬の正確な知識、多少の病理が解らないと判断できないので、薬剤師などの専門家の対応が必要になります。 感染症予防から日々の健康維持、未病を治す方法として、漢方を始めとする東洋医学の考え方を取り入れてみませんか?


管理薬剤師 星野 忠彦
08 : 51 : 02 | 漢方の知恵 | page top
漢方での“虚実”
2020 / 08 / 14 ( Fri )
 今回は漢方での“虚実”について、虚実は流派によっても解釈と言い方が違うのでよく混乱する所ですが、体系的な学問の主流では“虚”は正気の虚を指し活動や修復、免疫機能の発現など身体を維持し健康を保つパワーの不足をさします。一方“実”は不必要で有害な物の侵入・蓄積する事をさし、何らかの方法で分解するか排泄しなければならない物が停滞した状態を実証といいます。ウイルスや細菌の感染はまさに“虚”に乗じて“実”が侵入した状態です、虚実のバランスを整えればたとえ感染しても重篤にはなりません。本当に養生は大切ですね。  


管理薬剤師 星野 忠彦
08 : 27 : 52 | 漢方の知恵 | page top
漢方での治療の考え方
2020 / 07 / 31 ( Fri )
 今回は、漢方での治療の考え方についてお話します。 漢方治療では、本当は〇〇病に効くとか〇〇が治るという具体的な表現は 少なく、気血や陰陽のバランスを正常化して、本来人間の持っている自然治癒力により病気を治すことを目的に処方されています。
 例外としては、銀翹散や黄連解毒湯のように直接ウイルスや細菌を抑える漢方薬もありますが、長期には服用しません。
 漢方の治療法には「瀉法(しゃほう)」と「補法(ほほう)」があります。 「瀉法」は身体に溜まった老廃物や有毒な物を分解・排泄する方法で、きれいになった身体は自然治癒力が十分に働き、治癒します。 もう一つの「補法」は、身体がアンバランスを改善しようとした時に、肝心のパワーが足りなくて治せない場合に後押しする方法です。 これらの判断は、漢方の弁証理論を熟知していないと解りにくいので、どうぞご相談ください。

管理薬剤師 星野 忠彦
09 : 24 : 55 | 漢方の知恵 | page top
《漢方の知恵》
2016 / 12 / 06 ( Tue )
 急激に気温が下がってくると、体感的に寒いと思うのは普通の事。
しかし、目まいやふらつき、動悸や息切れも寒さによって発生する
事が多々あります。すこぶる元気な方は別として年齢の変わり目や高齢の方
や自律神経やホルモンバランスの不安定な方は外気温の変化に対して過敏
または緩慢に身体が反応すると上記の症状がおこのます。そのメカニズムは
体表部が冷えると毛細血管の血流の流れが悪くなり、部分的な酸欠になり
新陳代謝が低下します。当然リンパ液などの体液も滞りやすくなるので、
漢方でいう「水滞」という状態になります。この時良く出る症状が“めまい・
ふらつき”でご本人には大変つらい症状です。なりやすいタイプとしては、
胃腸があまりご丈夫でない方に多いようです。もう一方の動悸や息切れのする
方は酸欠で心臓や血管が反応して脈拍の早くなりやすい方で血圧も不安定です。
このタイプの方は心肺機能が少し低下気味の方に多く、アルドステロンと言う
緊急時ホルモンが出やすくなっています。このホルモンは生命維持には不可
欠なものですが、心臓や動脈の変質を促進させるので普段の予防と養生が
絶対不可欠です。動脈の若さを保つことは寝たきり防止の第1条件です。
安全でおすすめの漢方薬があるのでどうぞご相談してください。
                    ほしの薬局 星野 忠彦
09 : 19 : 14 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
2016 / 07 / 15 ( Fri )
 最近はむし暑い日が続いたり、じめじめした日になったりで、体調を維持するのが
難しい日々が続きますが皆様はどうお過ごしですか。雨の日は大体気圧が下がるので、
持病の腰痛や関節痛が痛んだり、炎症性の疾患が悪化しやすいものです。
前回も書きましたが体液が「水毒」という状態になると、体内のウイルスが増殖します。
そうすると血液の流れも悪くなるので免疫が働きにくくなります。ゆえに免疫関連の病気が発病
しやすいのです。でも安心してください。自然の法則に従って上手に対応すれば予防する事も
元気に過ごす事もできます。こうゆう時こそ健康維持の3大要素を考えて合理的に実践しましょう。
健康維持の3大要素とは、皆様もご存知のとおり「食事・睡眠・運動」です。簡単なようですが、
ただ頑張れば良いというものではありません。それに加えて、取り組む順番も重要です。
まず一番目に意識すると良いのは「運動」です。散歩やストレッチ程度を続ける事です。
やりすぎは逆効果になったり関節や腰を痛めたりするので注意しましょう。40歳以上の方は翌日
に疲れが残るような運動は返って病気を発生しやすくする場合もあります。
次は「食事」です。添加物の重複摂取による栄養のアンバランスで“新型栄養失調”が原因の
体調不良が増えています。なるべく添加物の少ない食品をとるようにして、あとは自分の解毒能力
(排泄)を高めましょう。三つ目に「睡眠」ですが適度な運動をしてバランスの良い食事をすると
自然と質の高い睡眠になります。眠れない事が気になって睡眠薬を使用して眠ると、脳のリセット
ができなくなり連用すると機能低下が心配です。薬剤師の私が自分では飲みたくない薬剤の一つ
です。いつまでもボケずに達者でいる為に自然のリズム(法則)を大切にして健康に毎日を過ごし
 たいものです。  
                
16 : 00 : 32 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
2016 / 01 / 29 ( Fri )
 天気予報によると、今年の寒さはあまり長続きせず、早く春がくると
言う予想になっているそうです。一見ありがたい話ですが気候が不自然
だと気をつけなくてはいけない部分もあります。自然界に目を向けると解り易いのですが
雪国で雪があまり降らないと、地中の常在菌のバランスが崩れて稲が病気に罹りやすく
なり、収穫に悪影響が出ることを営農の方に聞いた事があります。人間の身体も同様で
季節が狂うと私は「腸内環境」の変化が一番気ががりになります。腸内環境の悪化は
単に便秘・下痢という問題ではなく、自然免疫が正常に機能しなくなります。自然免疫が
低下すると、発病したり、病気が治りにくくなるので注意が必要です。春先はアレルギー
やメンタルなどの疾患が発症しやすい時期ですが、いま血液を元気にする「松寿仙」や
腸内環境をよくする「イザゴール」を服用しておくと、かなり健康度が向上します。
また鼻炎やアトピーなどの体質のある方は、今から細胞賦活薬の「ルミン」を予防で
服用する事をお勧めします。抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤のように眠気や他の神経
への影響がなく、小さなお子様でも、高齢の方でも安心して服用いただけます。
漢方には「予防の一薬は治療の百薬にまさる」と言うことわざがあります。
予防・養生の考えは漢方の一番得意とする部分です。西洋医学は病気を発見する事は
得意としているので、西洋医学と東洋医学の得意とする部分を上手に利用してください。
当薬局は、他では話せないような小さな困りごとでも気楽に聞ける「相談処」です。
  お気軽にご相談してください。          管理薬剤師 星野 忠彦
16 : 08 : 46 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
《漢方の知恵》
2015 / 06 / 25 ( Thu )
 今回は、少し学術的に東洋医学と西洋医学の違いについて。
まず、西洋医学特徴ですが特定の敵(細菌・局所のがん・骨折)
などには、決まった対応法があり治療がある程度確立されています。
しかし、生活習慣病や加齢による疾患・機能低下、がんの予後に対しては
炎症や痛みに対しての対症療法はあっても、根本的な治療が殆ど無いのも
事実です。一方東洋医学(漢方など)は急性疾患や交通事故などのケガには
西洋医学に及びませんが、自分の体質や加齢、偏った習慣による疾患に
対し、気血のアンバランスを改善する方法や血液の元気さを維持し血管の
若さを保つことで老化を遅らせる治療法があります。
これは漢方の特徴的な考えで【病名=処方】ではない理由がここにあります。
いいかえれば、このバランスを上手に取って生活すれば病気を予防したり、
病気の進行をとめたり病後の生活のレベルを高めることが可能です。
 ボケずに寝たきりにならずに天寿を全うするには漢方の知恵を活用するのが
得策と考えます。そこで漢方には「補腎・活血・健脾」という方法があります
血管が詰まってから病院で治療を受けるのも一つですが、詰まりにくいように
普段から養生する方が私は良いと思っています。
                     管理薬剤師  星野 忠彦
11 : 48 : 36 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
《漢方の知恵》
2015 / 06 / 11 ( Thu )
 最近毎日の気温差が多く体調の不調を訴えられる方が多い
ようですが、みなさまはご健勝にお過ごしの事と思っております。
特にこの季節は色々な仕事や行事も多く疲労を訴える方が増える季節です。
仕事や運動の後疲れて、休息・睡眠で回復する疲れは別段問題がないのです
が、慢性疲労や度を越えた疲労は漢方では「気の低下」と考え放置しておくと
必ず身体のどこかで炎症が発生してきます。言い換えると慢性疲労は身体の
どこかに炎症反応があり、くすぶっている状態ともいえます。
特に痛みを伴う疾患の場合はほとんどこの過程をとおり、「疲労が溜まっている
なー」と感じているうちに突然‘腰痛・膝痛・手足のしびれ’が発症してつらい
思いをした経験のある方も多いと思います。整形外科や整骨院で痛みを
和らげる治療はしていただけますが、同時に原因となっている「内臓の弱り」
と「気血の流れ」を良くする漢方薬や自然薬がお奨めです。また古来より「予防
に勝る治療なし」と言われています。なにか変だなと感じられた時はお気軽に
ご相談いただければ、痛みや病気にならない身体づくり、病院での治療後の
本当の回復の促進に漢方の知恵はおおいにお役にたてると確信しております。
以前にもお話しましたが、漢方薬にも対症療法(一時的に抑える)薬と老化予防
や弱い所の養生をする薬があります。ご自身の身体に合った方法で上手に
対処して心身ともに健康で長生きしたいものです。
                    管理薬剤師   星野 忠彦
15 : 05 : 27 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
《漢方の知恵》
2014 / 11 / 14 ( Fri )
  最近は本当に寒い日が多くなりました。
この季節は痛みの発生しやすい季節なので予防と養生が重要です。
痛みは痛む場所と痛み方によって原因が違います。肩こり・頭痛は
主に動脈などの硬化により血液の流れが渋滞して発生する場合が多く漢方薬で
上手に対処をすれば鎮痛剤などで抑えこまなくても、快適な日々が送る事ができます。
また、腰痛は少し複雑ですが、漢方で言う「肝腎の弱り」が原因の一つとなっている場合が
ほとんどなので、これを元気にしてくれる漢方薬を電解カルシウムと服用していただくと
かなり良くなる方が多いです。また、膝の痛みにはグルコサミンやコンドロイチンだけでは
セメントと砂利だけを買ってきたようなもので職人さんがいないと丈夫な軟骨は作れません。
それに加え膝や腰の痛みの発生には必ず、筋肉(とくに筋)の緊張や凝りが必ずと言ってよい
ほど発生の原因になっているので、これを手当てしないと治しても治してもすぐにまた
壊すので、だんだん悪化していきます。でもあきらめる事はありません。ぜひご相談して
下さい。話はかわりますが、なぜ寒くなると痛みが発生しやすくなるのでしょうか。
その理由はまず寒くなると心臓から遠くの位置にある細い血管の流れが悪くなります。そう
すると栄養や酸素が届きにくくなり細胞が正常な働きを維持できなくなる。特に栄養と酸素
が届きにくい筋肉の筋や関節がひきつったり、固まったりしやすくなります。その時無理な
力がかかると、腰痛・関節痛がおこります。鎮痛剤やマツサージは一時的に痛みを和らげ
たり、一時的に血行をよくしますが、持続性がなかったり副作用が出たりするので、痛みを
 抑えている間に、上記に書いてある原因を手当てすると良いと思います。
  どうぞお気軽にご相談ください。     管理薬剤師    星野 忠彦 
18 : 56 : 15 | 漢方の知恵 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム | 次のページ>>